知られざる花見の名所

2011.10.20

観光列車なので何の抵抗もなく皆座席を転換させる。次の停車駅は能代。ここが能代市の中心である。ここまでは列車本数が比較的多い。その能代に敬意を表するためか、またしても小休止。車掌も「木材とバスケットの街能代」と案内する。バスケットとは、地元の高校のバスケットボール部が強豪で全国的に有名なのだとか。ホームにはバスケットボールのゴールが設置されていてシュートができるようになっている。列車待ちの乗客が練習でもするのだろうか。誰もシュートをしないうちに列車は出発となる。米代川の鉄橋を渡ると、これからが本格的な五能線の旅の始まりである。しばらくすると左手に日本海が見えてくる。この先鯵ヶ沢まで延々と日本海の車窓とつき合うのである。あきた白神では若い女性の観光駅長さんが列車を出迎える。にこやかに笑みをたたえて乗客を歓迎してくれる。駅を出てすぐのところが満開の桜並木となっている。知られざる花見の名所だろうか。